哀しいノラ猫物語
僕はこの町のノラ猫さ 町で一番の嫌われ者
町の人たち僕を見て いつも目を背けるよ
だから僕は信じない 町の人なんて信じない

そんな僕も色気づいて ある日恋に落ちたのさ
街角歩く散歩道 前から来る白いネコちゃん
こんなみすぼらしい僕を見て 初めて微笑んでくれた

そして僕はあの娘をまった 曲がるふりしてつけたのさ
あの娘の家を見つけたよ 2丁目の角の田中さん

叶わぬ恋に目覚めたのさ 哀しいノラ猫物語

夜中の2時にとびだした あの娘を一目見たくって
くさりにつながれた子ネコちゃん 私には自由がないの
かわいそうな子ネコちゃん 今すぐ僕が君のため
自由な夜をプレゼント 必死でくさりをかみきった

二人は町へくりだして 魚屋さんんにしのびこむ
さんまにあじにたいひらめ かつおにぶりにいわしちゃん
楽しい夜をありがとう 子ネコちゃんの輝く目
だけど次の日見つかった 僕は棒切れでなぐられた
汚いノラ猫あっちへいけと 赤くはれたかおの傷

叶わぬ恋に目覚めたのさ 哀しいノラ猫物語

ところがそこへ現れた 毛並みのそろったペルシャ猫
嫌がる子ネコを誘い込み 「俺と一緒に遊ぼう」と
泣き叫ぶ子ネコを見ていたら いてもたってもいられずに
町で一番のけんか好き ペルシャ猫にかみついた

うわさが町に流れ込み うしろゆびをさされたのさ
だけどあの娘が助かれば 僕はそれだけでしあわせさ
保健所に行く車の中で ひと粒の涙がこぼれた

叶わぬ恋に目覚めたのさ 哀しいノラ猫物語