季節
グラウンドをかけぬけて
ゴールめがけたボールはコートの中へ
頭を下げてとってもらった
その瞬間、ときめきを覚えた
緑のあざやかな春だった

熱い日ざしの中
少しの涼しさ求めて日陰に
白いソックスをはいている
君の隣に座った
夏の雲が空一面を覆った

友だちに頼んでとってもらった
二人並んだ写真
夜に呼び出して告白した
君は首をたてに振った
これからがはじまりの秋だった

寒い冬、君は「何色が好き?」と
技術の時間に聞いてきた
クリスマスイブ
赤いマフラーの入った袋
はずかしくてできなかった

新しい春、新しい学年
いつの間にか合わなくなった
「他に好きな人が出来た」と君
そして淡い中学時代の恋は終わった