冬の夜
過ぎ行く日は時を止めず
二人の最後の瞬間を見とどけた
「なごり雪」の歌詞じゃないけれど
さようならと君の唇が動くこと
本当にこわいと感じた瞬間だった

どこか知らず聞こえる音楽に
耳を傾け過ごした日々を
きっと気付きはじめた
少しずつ離れて歩く二人の距離
絡み合う手と手が減っていく
5本から薬指、小指、、
そして完全に離れて、、、、

言葉が少しずつ減っていって
沈黙の時間が増えていく

やっと口を開いた瞬間
「別れよう」と君の声

長い冬を超えた春の日
まだ寒い夜が僕には残っていた