お母さん
ビールと都はるみが好きだった
参観日にはいつも後ろで
手を振ってくれた

毎日弁当を作ってくれた
ケーキとクッキーを一緒に作った
最後にクッキーに卵の黄身を
塗るのがたのしかった

大学の試験の帰り
出来が悪くて泣いてしまった
何も言わず背中を
さすってくれた

浪人して大学に
受かった時、封筒を
指さして二人で喜んだ

そんなお母さんも
50を超えた
僕宛ての明細書を
渡す手がこれまでの
人生を語っていた